診療(診察・治療)2017年03月02日
#03) マイコプラズマ、やはり多いです
3月に入ってインフルエンザはすっかり 鳴りをひそめた感があります。いっぽう、マイコプラズマは、少なくとも三雲地域では益々の流行が観られます。
症状として目立つのは、しぶとく続く咳です。痰はあまり出ませんから、どちらかと言えば「乾いた咳」であることが多いです。熱もあまり高くならない(せいぜい38℃を少し超える程度)のことが多いです。咳によって人から人にうつりますので、家族の中でうつることが多いです。
ペニシリン系やセフェム系など「普通の」抗生物質は効きません。マイコプラズマに効く抗生剤を選ぶ必要があります。それも1週間とか10日間とか、ある程度の期間、しっかり飲み続ける必要があります。
しつこい咳が続くときは早めに受診されますよう勧めます。
三雲クリニック
R7/10/8 旧暦八/十七 寒露(黄経195°) 昨夜は十六夜・満月でしたが、雲が多く、一昨夜のように甍を照らす眩さはありませんでした